農暦ブログ

農を中心として自然や文化を大切に過ごしていく♪~パーマカルチャーの実践を目指して~

   
        
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【会社経営】大阪お菓子のデパートよしや(吉寿屋)神吉兄弟の最強経営術から学ぶ〜カンブリア宮殿

9月1日にカンブリア宮殿で放送された、大阪にあるお菓子のデパートよしやの経営がものすごく感動しました。

社員の幸せを当たり前のように考え、会社の利益を社員に還元するという素晴らしい考えに脱帽しました。

創業52年を迎えた菓子問屋の吉寿屋ですが、お菓子のデパートよしやという販売店を関西中心に101店舗展開しています。
薄利多売で、いかに1円の利益を多く積み上げるかという業界の中で、社員のやる気を最大限に引き出し、創業以来赤字なしの経営を続けています。
創業者の神吉武司と、会長であり弟の秀次の兄弟二人三脚で支えられています。
 
まず、今回見て、特に印象に残った点は3点です。

①早起きは三文の得
②徹底したコスト意識
③心、精神の大切さ

早起きについては、本を書かれているぐらい、早起きすれば商売繁盛するという考え方を徹底されています。会長は午前3時に、創業者は午前5時ごろから出社して、お菓子をダンボールから出す作業を黙々としています。

会長と創業者が品出しを行うことで、パートさんの作業効率もぐっと上がるらしく、「経営者だから1番働く。そして、早起きすれば必ずうまくいく」という考えが素晴らしいと思いました。また、他店よりも30分早くお店を開けたりすることで、売り上げを上げるという仕組みも早起きだからこそ出来るアイディアと言っていました。


そして次に徹底したコスト意識です。

1円の利益を積み上げることを重要視していますので、まずは仕入れに対しての厳しさ。そして、モノに対する考え方も社内では徹底されているように感じました。

特にモノに対しては、社員が使うペンは1本のみ!ペンには一人ひとり名前が貼ってあり、簡単に無くしたりしないようにする。そして、インクがなくなれば、当然のように替え芯を使う。さらに替え芯を使う際はリストに書いて徹底した管理を行う。

また3時の休憩タイムの15分前は駆け足タイムの放送がかかり、15分間は社員全員駆け足で移動します。移動時間を早く行うことで、やはり、生産性を高める工夫が色々なところで実施されていました。


最後は心、精神の大切さです。

社員を大切にして思う気持ちと、商品であるお菓子に対する気持ちがとてもとても深く、真似していきたいと思う部分でした。

社員に対しては、年間7000万ほど利益を還元しているそうで、売り上げが良かった店長さんに500万円とか、ジャンケン大会で大型テレビや炊飯器、あみだくじで当たれば金の延棒など、社員、パートさんに大胆に振る舞います。
最優秀社員には年俸3000万円支給されているそうで、まさに会社の利益をそのまま従業員に還元しています。

創業者である神吉武司さんは、あくまでも報酬は今まで努力した分を支給するだけだから、これからの期待する分は一切入れないと断言されていました!

頂く身からすれば、これからも結果を出し続けます!と多少プレッシャーを覚悟しつつ頂くと思いますが、創業者から、今までの成果として貰えばいい、と言われたら、相当嬉しいですし、余計と頑張りたくなると思います。

そんな社員を大切にする神吉兄弟ですが、神吉兄弟が素晴らしいのは商品であるお菓子に対しても感謝を忘れないことです。

毎朝必ず出社をすると、

お菓子さんおはようございます!
いつもありがとうございます!

と倉庫のお菓子に向かって挨拶していることでした。しかも、お二人が必ずしているのです。

あぁ、これだな。

と思いました。普通はお菓子に向かって言葉を発することをしていれば、変人扱いされます。たとえ、兄弟といえども、そこまでの意識が共有されていることは珍しいと思います。ですが、兄弟揃って同じ志のもと貫いているところが、この会社を支えているんだな、と確信しました。

以前もブログで奇跡のリンゴで有名な木村さんの記事を書きましたが、言霊の力は凄いです。

また明日から、見えているモノ全てにはもちろんのこと、見えていないモノも含めて、きちんと挨拶をして、感謝する気持ちを忘れずに過ごそうと心に決めました!