【読学10】『ゼロ秒思考 行動編』赤羽雄二著 すぐに動けない人へのヒントとツール~会議で発言できる人になりたい人はなれます!すぐに行動したい人必見!
即断即決、即実行しないのは多くの場合「逃げ」である。
ゼロ秒思考、A4メモ書きで有名な赤羽氏の続編はあまりにも心に響く言葉で始まります。
本書、ゼロ秒思考 行動編では具体的に校舎はするための方法が記載されています。
自分自身、A4メモ書きを実践しつつ会社の上層部を目の前にすると、論破されてしまい、なかなか言いにくい空気が漂います。
発言が少なくなるとトップから、厳しく叱責されます(笑)
中小企業ではよくある会議風景なのでしょうね。
赤羽氏は即断即決、即実行すべき理由を6つ挙げています。
①先手をうてる
②PDCAを何度も回せる
③生産性が上がる
④周囲から信頼される
⑤部下もつられて早く動く
⑥組織全体が活気づく
本書ではとにかく、即断即決、即実行をテーマに書かれているため、A4メモ書きを実行して頭ではわかっていても行動できない人にはお勧めの本です。
第2章では即断即決、即実行を支えるものとして3点挙げています。
①全体観
-物事の全体像を把握し、自分が今どこにいて、どういう状況かがわかる。あるいは
目の前、全体がどのようになっているか。常に全体を見渡し行動できる状態
②オプション
-取りうる施策を複数挙げ、比較し評価する思考法のこと。
-年末年始の過ごし方⇒自宅でのんびり、実家に帰る、ホテルで過ごすなど
-物事を整理する枠組みのこと。2×2の枠組みでまとめることが多い。
-横軸=緊急度、縦軸=重要度 などのフレームワークが有名。
本書では、実践方法がいくつか提示してあるため、前書「ゼロ秒思考」よりも深い部分で頭を使うことができます。
その中で、自分自身は会議体における発言力を伸ばしたいという想いから、いくつか実践しています。特に本書に書かれていた第5章がものすごくためになりました!
「普段から質問にできる限り即答する!!」
なかなかできないですね。しかしそのためにすべきことも書かれています。
1.相手の質問、問題指摘を聞きながら全部理解する。
2.相手が話し終わる少し前から答えるか決めておく。
3.相手が話し終わったら即答する。
会議の発表がある際に、私はすぐに答えが出せません。そして、事前に資料がないとまったくついていくことができません。
その結果、何も話さずその日が終わっていくことがあります。
しかし、赤羽氏は、会議中でもメモ書きを推奨されています!!
これが何とも効果的!!
発表者が何を言いたくて何を決めたいのかがわかるようになり、何の話をしているかが
ついていけるようになりました。(まず会議のあり方を見直せという話ですが。。。)
そして、著者も書いている通り、発表者が発言を終えると同時に、質問するだけでも発表者だけでなく、周りの雰囲気が変わったり、上層部が安心して聞いているという姿を目にすることができました!
A4メモ書き恐るべし。。。。。
というか自分の頭の中だけで色々理解できる人がうらやましい。。。。
それでも会議はなくなりません。
黙ったままの会議はそのあとの自分自身の健康そのものも害します(笑)
もしも会議でうまく発言できていない方で、私と同じような悩みを持たれている方は一度、A4メモ書きの発展バージョンを試して、実践してみませんか?
すべて読まなくても、自分に足りない部分を確実に示してくれる本です。
赤羽氏の『ゼロ秒思考 行動編』は実務で使える良書です!
私も明日の会議で改めてしっかり発言できるよう実践していきます!